心臓の薬として約30年前に開発販売
様々なコエンザイムシリーズが発売されています。
そもそもコエンザイムとは何なのか?
を今回は掲載します!
約30年前に、心臓の薬として開発され販売されました。
心臓の細胞を体の中でも一番数も多く、運動量も激しい臓器です。
そのため、心臓の細胞の中にいるミトコンドリヤのエネルギー消費は激しく、それを補うために必要な成分が『コエンザイムQ10』です。
コエンザイムは(補酵素)で(酵素)を助ける活性成分です。
COOPとも呼ばれ、CO=いっしょに。OP=オペレーションとも言われます。
つまり、CO ENZYME(コ エンザイム)とは、酵素と一緒にという意味でもあります。
※エンザイムは酵素のことです!
別名【ユビキノン】と言います。
コエンザイムにも実は種類があり、コエンザイムQ9やコエンザイムQ10など存在します。
簡単に言いますと、コエンザイムの構造の呼び名で尻尾の数です!!
キノンという成分に尻尾が幾つ付いているか?
そう!9個ならQ9。10個ならQ10です(笑)
長い尻尾(炭素・水素)が6個以上あれば絶対に水に溶けない油溶性の特徴があります。
また、酵素は生体触媒で化学反応を簡単に行う成分として知られています。
しかし酵素はわがままで、温度・PH(ペーハー)に非常に敏感で、必ず決まった助手がいないと仕事をしてくれません・・・
この助手がビタミンです。
ビタミンは体内では絶対作れない成分、補酵素のことを言います。
このビタミン(補酵素)は体内に蓄えれません・・・
ビタミンにも性質があり多く取れば良いわけではありませんよ。
ビタミンA・D・Kは摂り過ぎると身体に悪影響を与えます。
ビタミンB・Cは摂り過ぎても自然と排出されます。
では、コエンザイムQ10は・・・ビタミンには分類されません!
何故なら身体の中で作られるからです。
全身のコエンザイムQ10の量もわかっています。
【脳】・・・・13.4%
【心臓】・・・110%
【腎臓】・・・98%
【膵臓】・・・61.2%
【肺】・・・・6.0%
【肝臓】・・・61.2%
これだけコエンザイムQ10が細胞活性に必要なのです。
そして・・・
私たちの体の中で『コエンザイムQ10』が作られるルートと『コレステロール』が作られるルートは途中まで同じなのです!!
【スタチン】は、コレステロールが作られるのを抑えるだけでなく、体にとって重要な『コエンザイムQ10』の生産も抑えてしまい結果的にコエンザイムQ10の量も減らしてしまいます。
報告としては【スタチン】はコレステロールを20~30%減少させるようですが、コエンザイムQ10の減少は30~50%減少させてしまうようです。
これらを考えますと『コエンザイムQ10』が生きていくために必要な補酵素だと分かっていただければ嬉しいです。
最後にスタチン服用による血中コエンザイムQ10濃度の低下を表した数値を掲載します。
(プラバスタチン)投与20㎎/日。投与期間:12週間。CoQ10減少量:50%
(シンバスタチン)投与20㎎/日。投与期間:12週間。CoQ10減少量:54%
(ロバスタチン)投与20-40㎎/日。投与期間:12週間。CoQ10減少量:25%
(アトルバスタチン)投与10-20㎎/日。投与期間:1年間。CoQ10減少量:38%
(アトルバスタチン)投与80㎎/日。投与期間:30日間。CoQ10減少量:52%